我慢と辛抱
2005年 12月 08日
新聞に掲載された文藝春秋の広告に、特集で「消える日本語」というのがあり、何となく興味を持って買って読んだら、我慢と辛抱という話がありました。著者の久世光彦氏は、「我慢とは予防接種を受ける身体が固くなるように一時のものであるが、辛抱には長い時間のニュアンスがあり、湿度の高いマイナーな心情が辛抱にはある。」と書かれていました。さらに、「だからこそ、辛抱の行く末には鬱陶しい雲が晴れたような、さわやかな解放感と、嬉しさがある。」と書かれてありました。う〜ん。撫子たちのしている稽古は、まさにその通りだと感じました。日々の稽古はハードであるけど、それに耐え、辛抱することで目標に向かう者としての喜びを得ることができるのだと・・・。特集の中では、このような言葉の他に、昔ながらにある日本語が使われなくなりつつあるということでした。そう言われてみれば、「我慢」と「辛抱」。今の学生を見ているとこれらの要素が欠けていると感じます。人として本来、備なわれてなければならないことが、失われてゆくのと同時にその言葉も消えてゆくのだと、不安を感じました。学生時代は国語が嫌いだったのですが・、こういう切り口だと国語も結構おもしろいかも・・・と思いました。今日はちょっと堅い話でした。
寒くなってきたので、スキンを変更しました。正月バージョンです!
寒くなってきたので、スキンを変更しました。正月バージョンです!
by aquapooh624
| 2005-12-08 23:04
| コーチング